世の中で怖いものは昔から「地震」「雷」「火事」「親父(最近は違うようですが・・)」といわれていますよね。
また、近年は猛暑日といわれる気温35度を超える日も多く午後になると落雷を伴う豪雨も増えています。
そこで、住まいの「雷」に対しての策を学んでいきましょう。
「雷」で一般的なものは「直撃雷」と言われる雷放電による電流が人体や建物・樹木などを通過し、人命を奪ったり、機械設備を破壊したり、火災を発生させるなどの被害を引き起こします。
また、電線やアンテナなどに雷電流からの電磁誘導により発生した高電圧により機器を破壊する「誘導雷」などがあります。
一般的な建築物への対策として
*直撃雷に対しては、高さ20メートルを超える建物には建築基準法等により避雷針と言われる雷保護システムの設置が義務づけられています。
*誘導雷に対しては、磁気遮蔽を行う事や建物内にSPD(サージ保護デバイス)を設置し機器を保護します。
その中でも一般住宅の対策として
*Ⅾ種接地工事と言われるアース工事を確実に行いましょう。アース線を取り付けることで、漏電の際には電気を大地に放出させ、感電のリスクを抑えます。漏電による被害を出さない事にも対応する欠かせない工事です。
*雷対策としては分電盤に付いている漏電ブレーカーを雷サージ電流対応過電圧保護機能付きに取り替える。
*同じく分電盤に避雷器を設置する。電源側・アース側から侵入する雷サージから電気機器を保護する事が出来ます。
新築工事時においては、アース工事がしっかりと施工されているかを建築会社に確認してもらいましょう。
また、既存住宅に於いてはかなり古い分電盤や電気設備となっていますので
家守の建築会社に現状を確認した上で適切な改修工事を行なうことをおすすめいたします。