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家を建てるにはまずは土地がないと始まりません。すでに自分の土地(親の土地など)をお持ちの方はその場所へ再度建築される方が多いと思いますが、初めて家づくりをされる方などはまずは土地探しからスタートされると思います。
この土地が当然いい場所はいい価格(高い価格)で取引させているわけです。その土地にお金をかけますと建物費用が少なくなってしまいますからより良い土地を安価で手に入れることはとても大切なことだと思います。
では、あなたにとっての土地の優先順位ってなんでしょうか?
当然、家づくりのための土地購入だと思いますので理想の家が建てられないのでは意味がありませんよね?駅から近いのか?学校が近いのか?など諸々の条件はあると思いますが、そこに暮らす人にとって幸せであることが大切だと思います。その幸せってどんなことなのかは考えていただくとして、物理的条件について考えてみましょう。
●日々の事
通勤や通学を考えたら、電車やバスを利用するのであればそれらが近いことが条件の一つになりそうですね。また、家事も同じことで洗濯や掃除なども日当たりがいい土地なのか悪い土地なのか、周りが畑や田んぼで窓を開けると埃が入ってくるなど日々の生活に直結した条件の整理も必要です。
●周辺環境
車を使った生活を中心とするのかそうでないのかでも大きく変わりますが、道路などの大きさ(巾の広さ)や交通量なども気になりますよね、また病院や公民館・公園などの施設やスーパーやコンビニなどの商業施設も気になります。これらもバランスよく家の周辺にあるといいですよね。
●安全性
最後にその土地の安全性も心配になります。自然災害に対してどうなのかも気になりますよね。最近では災害のハザードマップなどを見ながら土地の検討をされる方もいらっしゃいます。その土地の安全性も確認したいとですよね。
安全性についてもっと知りたい! という方は〔こちらの記事〕もご覧ください。
本記事の執筆者である私も、お客様の土地選びのお手伝いをさせていただく機会もありますが、早々すべての条件が揃った土地を手に入れるのは困難な場合が多いです。
私がお手伝いしている土地から建築をしている方々は、何か一つ大きな譲れないテーマを決めてその土地がそのテーマに合うのかで判断されている方が多いような気がします。
皆様も何かテーマを決めて土地探しに臨まれては、いかがでしょうか?
難しい税金の仕組みをできるだけわかりやすく
前回の記事「家づくりの費用」では、
建築工事でかかる費用について簡単に羅列してみましたが、
建築工事以外にかかる費用には工務店でも理解が難しいものも多くあります。
その中でも理解が難しいのが税金の仕組み。
そこで今回は税金の仕組みの中でも建築と関わりの深い「不動産取得税」についてまとめてみました。
不動産を取得したときにかかる地方税
不動産取得税とは、売買・贈与・交換で不動産を取得したとき、
また新築・増築をしたときに都道府県が課税する「地方税」です。(相続は非課税)
なので、納税については、取得後に各都道府県から届く 「納税通知書」を使用して金融機関に納付します。
納期は都道府県に より異なるので、該当する都道府県から情報を集めることが必要です。
不動産を取得するといくら税がかかるのか?
不動産取得税は「土地家屋の税額=固定資産税評価額×標準課税4%」という計算式によって算出されます。
その中で特例として、土地及び住宅は標準課税3%(令和6年3月31日まで)となります。
※家屋の評価は、新築時には都道府県の家屋調査が入り、基準に基づく家屋評価が 決定されます。
そのほかにも・・・
○宅地の課税標準の特例 (R6年3月31日まで)
宅地の課税標準額 = 固定資産税評価額 × 1/2
○新築住宅及びその敷地の税額の軽減
【建物】特例の税額
不動産取得税=(固定資産税評価額-1,200万円)× 3%(※長期優良住宅は1,300万円 令和4.3.31までに新築)
軽減の要件
・居住用その他も含め住宅全般に適用 (マイホーム・セカンドハウス・賃貸マンション(住宅用など))
・課税床面積が50平方m以上240平方m以下 (戸建以外の賃貸住宅は1戸当たり40平方m以上)
【土地】特例の税額
不動産取得税= (固定資産税評価額×1/2×3%)-控除額(AかBの多い金額)
A:45,000-
B:(土地1平方mあたりの固定資産税評価額×1/2)×(課税床面積×2(200平方m限度))×3
軽減の要件
・上記「建物」の軽減の要件を満たす
・取得から3年以内(R4.3.31までの特例)に建物を新築すること。 (土地先行取得の場合)
・土地を借りるなどして住宅を新築した人が新築1年以内にその土地を取得すること(建物建築先行の場合)
特例や軽減措置などは嬉しいことですが、要件に当てはまるかどうか の確認だけでも煩雑です。
利用を真剣に検討される方は一度、不動産・または建築・税金の専門家に相談されるのが良いと思います。
・・・とはいえ、本当はもうちょっと、一般の方でもわかりやすいといいですよね!
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家づくりにおいての「費用」は常に悩まされる大きな問題です。
家を建てようという方にしてみれば一般的には「一生に一度の大きな買い物」 ということになり、いくらかかるのか?
予算に収まるか?とても気になる ところだと思います。
この費用の中には建築(本体工事)する費用以外にも様々なものがあり、場合に よってはかなりの額になったりします。
そんな本体工事以外の費用について 一緒に考えていきたいと思います。
■本体工事以外の工事費用
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・解体工事(既存家屋がある場合)
・地盤調査費用
・地盤改良工事
・エアコン工事
・カーテン工事
・照明工事
・アンテナ工事
・外構工事
・電気、水道、ガス等の新規引込工事 (土地の購入や敷地分割などで家を建てる際の状況によって)
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■その他の費用
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・敷地測量費用
・境界確定測量費用
・契約印紙代(契約時)
・式祭典費用(地鎮祭・上棟式など)
・引越費用
・仮住まい費用
・荷物預け費用(トランクルーム等)
・家財処分費用(解体、引っ越しに伴う)
・家具購入費用
・家電購入費用
・通信回線の引込み費用
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・住宅ローン手続きに関する事務手数料
・つなぎ融資費用 (必要であれば)
・住宅ローン関する登記費用
・火災保険
・地震保険費用
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・設計料(設計契約時など)
・登記費用(表示登記・所有権保存登記等)
・税金(不動産取得税・固定資産税等)
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こんなところでしょうか。
工事の内容や条件、工事会社によって含まれる内容と 含まれない内容がマチマチなので不明な時は
必ず確認をして頂くことを してください。
私の場合はどうなるの? 気になる方は・・・
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今回は、ウッドショックの続きのお話です。
それから一か月がたち、落ち着いていくのかと思いきやその異常さはまだ続いているようです。
日本は森林資源が豊富な国の一つ。
しかしながらその自給率は35%に届いていないことは前回お伝えしました。
しかもその自給率のすべてが建築用材に使われているのではなく、
チップや 合板などにも利用されています。
つまり、木造住宅のほとんどが外材、もしくは合板に頼った家づくりとなって いるのが常識となっているのです。
■外国産材を扱ってきた業者の国産材シフトがはじまる
このような輸入材を扱っているのが、商社や大手の問屋さんです。
大手から供給がはじまると、
小さな町場の工務店には木材供給がなされなくなってくるということも懸念されます。
輸入材も徐々に減り始めると、今度は木材の値段の高騰が心配です。
私の会社に近いところで営業している材木やさんが先日の”セリ”の話をしていただきましたが、赤松のタルキと呼ばれる材料が、とどまることを知らない勢いで値段が上がっているそうです。
誰も止めない、いつ終わるのかわからないこの値上げ合戦。
最近では国産木材の値も徐々に上がて来ています。
匠の会の工務店は、日頃から国産材を信頼できる材木店から、
継続的に取引している工務店も多く、その影響はにわかに打撃を受ける工務店は少ないですが、
普段日本の林業産地と取引のない工務店などは、かなり苦しいという話も聞こえてきます。
またこれは木材の影響か、コロナの影響かわかりませんが”鉄”も値上がりを始めています。
このような時代にテレワークや不要不急の外出禁止などを経験してきた私たちは、
今こそ”家”の大切さを感じているのではないでしょうか?
こんな時期ですが、”家”づくりを考えている皆様のお手伝いを真剣に考えているのが私たち匠の会の会員社です。
「木材がなく建てられないと言われた! どうしよう?」
「ウッドショックの現状をもっと詳しく知りたい」
「ウッドショックは私たちの家づくり(生活)にどう影響を与えるの?」
など、ご相談ごとがありましたらお気軽にご連絡ください。
▼また、家づくりの最新情報はこちらでお届けしています。
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■ウッドショックによる住まいづくりの不安にお答えします
「これから家づくりを検討しているけど、工期に影響あるかしら?」
「値段が高騰? いつぐらいまで続くの?」
今後のご相談、セカンドオピニオンとしての情報収集など、オンラインでプロと気軽に話ができる機会があります。もちろん、相談をしたからと言って家づくりをしなければいけないということはありませんのでご安心ください。

新型コロナウイルスが流行して大きく世間が変わって来ています。
建築業界でも大きいな影響を及ぼしているのが、ウッドショックです。
そもそも日本は森林資源が豊富な国の一つです。しかしながらその自給率は35%に届いていないのです。
※日本の国土の2/3が森林といわれています。これは先進国でも上位にランクされる森林率です。
ということは、実は65%以上を輸入木材に頼っているということになります。
その輸入木材がほとんど日本に入ってこないというお話のようです。
秋田県にある大手製材工場でも今年の1月では通常コンテナが30個ほど入ってくるところ、
3個のコンテナしか入ってこなかったようです(実に1/10!)
そのため、プレカット(木材を機械で刻む行為)がその時で2/3まで稼働率が落ちてしまったようです。
では、このウッドショックが皆様にどのような影響があるのか?
構造材を輸入木材にしているハウスメーカーや工務店は資材不足となっており、
家を建てる予定が組みにくくなっているといわれています。また、構造材以外にも羽柄材といわれる仕上げの下地の木材も輸入木材としているところがほとんどです。そういった材料がないために家づくりの途中で工事が止まってしまっている例もあるようです。コストにも影響が出始めています。
しかし私たち匠の会の会員社は、国産材を普段からふんだんに利用していますので今のとこと大きな影響は受けてはいません。しかしこの後にどんな影響が起こるのかは予測ができませんので注意深く見守るしかありませんよね。
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「値段が高騰? いつぐらいまで続くの?」
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