最近の新築住宅は省エネ性能を上げるべく「気密性」や「断熱性」にとても優れた高性能な建物が多く建てられるようになりました。
国の施策においてもこれからの家づくりはエネルギーを出来るだけ使わず、環境への負荷も少なく、人が健康で安全に暮らせる住まいづくりを進めています。
ですが、近年の夏の猛暑や冬の寒さに対してどのように高性能で自然エネルギーを十二分に活用したパッシブデザインで建てられた住宅であっても何らかの冷暖房設備は必要です。
そこで今回は、一般的な木造住宅に付帯させる暖房設備について学んで行きましょう。
暖房機と言えば、「エアコン」「石油ストーブ」「ガスストーブ」「電気ストーブ」「薪ストーブ」「ペレットストーブ」「床暖房」「電気カーペット」「オイルヒーター」
「ソーラーパネル」「堀炬燵(ほりこたつ)」やや特殊ですが「囲炉裏」などが思いつきます。
【多種多様な暖房機器の中から自分たちの家づくりの要望を満たす器具及び設備を採用することが重要となります】
個々のニーズとしては、
*とにかくお財布に優しい暖房機(省エネなもの・コスパに優れたもの)
*室内の空気を汚したくない・乾燥させたくない
*少しでも早く部屋を暖めたい
*直接風が当たるのは苦手だ
*化石燃料は出来るだけ使いたくない
*子供や高齢者・ペットを家に残しても安心
等々、人さまざまです。
これらの要望をふまえ、これからの暖房設備に関して何回かにわたり具体的な特徴をあげていきます。
自分たちの生活や家づくりにより適した暖房設備の選択にお役立てください。
先ず初めは、床暖房設備についての話となります。お楽しみにして下さい。