家づくりの学び場を運営する「協同組合匠の会」が毎月2回発行する匠の会メルマガ
今回はそのメルマガのバックナンバーの一部をご紹介します。
今回のテーマは「建築とご近所」です。
みなさんこんばんは。
匠の会メルマガ編集部の尾身です。
ロシアによる軍事進攻は一進一退の攻防があるものの、平和的解決に向けた
動きは皆無といっていい状況で、この先どこまで続くのだろうかという
不安ばかりが残ります。
歴史的・地学的な要素が多く含まれる両国の関係は我々が知ることのできない
深いものがあるとは思いますが、隣り合わせている国だからこその争いという
ことも言えると思います。
思えば、世界的に見ても隣国と争いが起きている地域はたくさんあり、日本で
も海を挟むといえ、韓国や中国、北朝鮮などとは色々な問題が抱えています。
資源や領土などの保有が焦点になることは多いですがそこに権力が加わるので
かなり面倒になることが多いのも事実です。
異常気象が叫ばれ、人口が過去最高の80億人に到達した状況で、本来であれば
手を取り合って諸問題に立ち向かう必要があるはずですが・・・。
喧嘩するほど仲がいいとはいかないようです。
今回のメルマガ第57号は、「建築とご近所」です。
気になった方は是非、本編をご覧ください!
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匠の会メルマガvol.0057 「建築とご近所」
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私たち工務店は工事の際に必ずご近所にも気を配ります。
それは工事の進行もさることながら、そこに住む方が工事後も
近隣の方たちと良好な関係で生活できるようにという思いがあるからです。
工事業者の中には早朝または夜遅くの工事や迷惑駐車など近隣に全く気を
使うことなく、自分たちが工事さえできればいいという人たちもいるのです。
でも、そうなると近隣の皆様からすれば工事自体が迷惑行為と捉えられて
しまう可能性もあるのです。
だからこそ、十分に近隣に配慮して、「工事をさせて頂く」という姿勢が
望ましいのだと思います。
先日、4棟現場の右奥にある家の改修工事を行うことがありました。
左右にわかれて2棟ずつ。中央は奥2棟の通路兼駐車スペースといった
よく見られる形です。
隣地との距離は部分的にはかなり狭く、足場をかけるのもやっとという
状況で現地訪問した際にはかなりの注意が必要だなと確認していました。
しかしながら工事の内容や方法、スケジュールなどをご説明していたら
お客様よりお隣とはお互い様でやっているから越境して足場が必要なら
お互いに声を掛けて進めているので大丈夫ですよとのこと。お互いに
状況を理解してコミュケーションを取りながらそれぞれの工事に際して
「お互い様」で進めているのだとか。実際に工事前のご挨拶に伺った
際も「話しは聞いているのでご心配なく。何かあれば言ってください」
という返事があり、駐車スペースを隣り合わせるお家の方には足場を建
てる際は車が危ないでしょうから、どけておきますよとまで言ってくだ
さいました。
という事例もあります。
後日お聞きしたのですが、この4棟は奥様同士がラインでつながっている
ほど仲が良いそうです。とても良い環境ができているようです。
逆に都心のマンションで工事をした際には昼間の工事を行っていても
うるさいと注意を受けることがあります。特に夜の仕事されている方が
お住まいだと朝から睡眠をとられているので、特に怒られてしまいます。
2つの例は珍しいことですが、私たちも工事を通して良好な関係
づくりをフォローできるようにして努力して続けないといけません。
竣工して終わりではない家づくりの本当のゴールを見据えて。
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本日の独り言
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暮らし方も多種多様。
リモートワークで在宅する方が多くなり、平日に工事をすることが
できるようになった方もいますが、逆に会議などで全く対応できず
音が聞こえないので難しいという方もいます。
我々も働き方を変えていく必要があり、どういう対応が両者にとって
望ましいのか、悩ましいところです。
それでは次号もお楽しみに!!!
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