賃貸併用住宅とは？
賃貸併用住宅とは自身の住む為の自宅を作る際、その一部に生活を完全分離した部屋を作り貸出す事で、自宅に住みながら賃貸収益を得ることができます。
近年では新築や建て替え等、注文住宅を検討する際に賃貸併用住宅を検討対象にする方が多くなってきたと聞きます。
自己使用面積等の一定の条件さえ整えれば住宅ローンを使うことも出来、一見これ以上無い経済的メリットを持った自宅建築方法に見えますが、そう単純でもありません。
賃貸併用住宅を計画する際に必要なこと…
そもそも建築予定地に賃貸需要がどの程度あるかを把握する必要があります。
全く無いということは少ないと思いますが、本当に全く無いようならばこの段階で止めるべきです。
需要はありそうだとしても、実施に向けて調べる事、考える事は山積みです。
① 実際にどのような賃貸需要があるのか？
② 実は空室が多い等、供給とのバランスに問題はないか？
③ 絶対欲しいと思っている自身の居住スペースを決め、自身の住む間取りや広さと、賃貸用に取れる間取りと広さのバランス等を、需要とのすり合わせをして満足するものができるのか？
④ 空室リスクをどこまで取れるのか？
建築費も自身だけの自宅を建てるだけと比較して費用は上がります。
いくら資金を投入しても、入居がなければ家賃は入ってきません。
これらを踏まえて、計画して行くことになります。
当然、賃貸不動産の専門家がいた方が良いです。
そして、無事計画も整い、いざ実行となっても手放しではいられません。
この続きは次回に続きます。
