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土足で使う床だけで仕上げ方法がたくさん

土足で使う場所の床仕上げについて

床には、靴を脱いであがる場所だけでなく、土足で使う場所があります。
例えば、玄関や車庫の床など。
土足で使う場合にはそのための仕上げの工夫と種類があります。
そこで、今回は土足の床の仕上げの種類とそれぞれのメリットとデメリットについて紹介します。

 

 

◆ひとこと解説◆

すべて一律ではなく、
適材適所を見極めて仕上げることで便利で快適な空間ができあがる


土間とは、他の部屋より一段下がり、床を土足で使う土で作った間(空間)のこと。日本家屋では、農作物の下処理などを行う作業場や機具・工具の置き場、炊事を行う飯場などに使用され、その床の仕上げ方法を三和土(たたき)と言います。三和土は赤土と砂利に消石灰とにがりを練り、平らに塗って敲き固めるという、いわゆる「左官工事」により仕上げます。これは、コンクリートが普及する前の多くの民家で使用されており、熱を蓄える性質により冬は暖かく室内を快適な温度に保つ役割を担っていました。

そんな日本の伝統ある左官工事での土間の仕上げをはじめとした、土間の仕上げの種類・メリット、デメリットは次の通りです。

 

■金鏝仕上げ(かなごてしあげ)

コンクリートの表面が固まる前に、金鏝(カナコテ)で撫でて仕上げます。駐車場・物置・倉庫・作業場・物干し場など多くの場所に使用されています。

◎メリット
表面が滑らかなので、掃除もしやすく、一般的仕上方法なので安価で施工できます。

▲デメリット
雨等で濡れると滑りやすくなります。

 

■刷毛引き仕上げ(はけひきしあげ)

コンクリートの表面が固まる前に、鏝で滑らかにした後に、刷毛で表面を撫でて刷毛目をつけて仕上げます。主に玄関アプローチや、通路、駐車場等に使用されています。

◎メリット
表面に刷毛目がありますので、雨に濡れても滑りにくくなり、金鏝仕上げと同様に、安価で施工できます。

▲デメリット
表面に刷毛目がありますので、ゴミやほこりが付着しやすくなります。

 

■洗い出し仕上げ(あらいだししあげ)

コンクリートの表面が固まる前に、鏝等で平らにして表面のモルタルをスポンジ等で拭取り、砂利や小石等の骨材を浮き上がらせて仕上げます。主に玄関土間・アプローチなどに使用されています。

◎メリット
金鏝仕上げなどと違い、表面に変化を与える事ができ、土間に表情がでます。また滑り難い特徴もあります。

▲デメリット
職人の高い技術を必要とし、施工金額が高い。また、施工できる職人さんが少なくなってきているのが残念です。

 

■三和土(タタキ)仕上げ(たたきしあげ)

赤土と砂利に消石灰とにがりを練り、平らに塗って敲き固めて仕上げます。主に作業場・飯場などに使用されていました。三種類の材料を混ぜる事から、「三和土」と書きます。コンクリートが普及する前の多くの民家で使用されてきました。熱を蓄える性質があり、冬は暖かく室内を快適な温度に保ってくれます。

 

先人たちの知恵、伝統の技は、現代の私達の暮らしを豊かにしてくれる。
道具に頼るだけでなく、知恵や技術を適材適所を見極めて活かしていきたいですね。

 

 

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