空家についてのお話は匠の会のメルマガで連載中で、みなさま方も様々な知識が付いてきていると思います。
今回のお話はその「空家」を維持管理している所有者の最大のお悩みだと思われる「植栽の剪定や雑草などの草刈り問題」ではないでしょうか。
私も例にもれず、親から相続した一軒家を空家状態で維持管理しています(私の場合は空家と言っても経営する工務店の事務所近くなのでショールームとしての役割もあるので全く活用していないわけでは無いのですが・・・)。
が、夏を迎える前にやっておかないといけない雑草の草刈りですが、「来週でいいか」などと言っているうちに庭は雑草で覆われ、とんでもないことになっています。いくら空調服を着ても炎天下での草刈り作業は苦行の一言です。
そこで提案ですが、庭全体に「防草シート」を敷き込んでは如何でしょうか。
防草シートを敷き込む事で
・草刈りからの解放
・蚊をはじめ虫の発生の減少によること等、近隣の方からのクレーム対策
・外からの視界が良くなるので空き巣等の防犯対策
・風通りがよくなることにより、建物の劣化を軽減
等のメリットが考えられます。
施工にあたっては、今まで以上に草刈りを徹底して行い、出来れば根ごと取り除く雑草処理を行う必要があります。
そこに、防草シートを敷き込みます。
大切なのは、
・一定幅の重なりをもって敷き込む事
・ペグ等でしっかり地面と隙間なく固定する事
・専用のテープでシートの重なり部分やシートと建物・コンクリート土間等の間を丁寧に貼る事(これが一番大事です)
それ相応の費用が必要ですが、写真にもあるように、雑草だらけのうっそうとした庭はすっきりし、より蚊などの害虫から身を守る事になると思います。
下記の写真は、10年以上前に防草シートを敷き込んだ庭です。
多少劣化は見受けられますが、今なお庭を雑草の繁茂から守ってくれています。
DIYするのは難しいと思われる方はお知り合いの工務店にご相談してみて下さい。