換気扇にも種類がある。
その役割とは?
一般な住宅の場合、調理を行う台所の空気が一番汚れやすい場所です。
汚れとは、油分を含んだ煙、水蒸気、ニオイ等です。この汚れた空気が別の部屋に行かないようにする為に、台所には換気設備が必要になります。
そこで、状況に応じて選ぶべき2つの換気扇をご紹介します。
◆ひとこと解説◆
必要量を見極めることが大事。
家づくりの際にあまり重要視されない「換気扇」。ですが、実は何も考えないでつけると、冬場寒くなってしまうこともあります。
しっかりと学んで最適なものを選びましょう。
大きく分けて換気設備にはプロペラファンとシロッコファンの2種類に分けられます。
プロペラファン
壁に直接取付けるタイプで換気量が多く、掃除は比較的簡単である。風の影響を受けやすいので高層では不可、上昇気流の起きにくいIHヒーターを使う場合も注意が必要、熱交換は不可。
シロッコファン(ダクトファン)
パイプダクトを使って排気する設備で壁の無いアイランドキッチン等ではこの設備で排気する。IH対応型も多く、熱交換設備にも対応できるものがある。
部品が多くなる分掃除部分が多くなる。換気量はプロペラファンに比べて小さい。
上記以外で両方の特性をもつ換気扇がグリーンハイキで、換気量が非常に多く、掃除が簡単でIHにも対応可能という設備もあります。
換気計画には排気設備と吸気設備を同時に計画する必要があります。大容量の排気設備を設置する場合には、それに伴う吸気容量の吸気設備が必要になります。外に出す空気量=中に取組む空気量なので必要以上の容量の換気設備を付けると冬場など寒くなる事もあるのでバランスには気をつけましょう。
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