※画像は、Panasonicホームページより引用
前回はエコキュートに代表される、電気式給湯器の解説をしました。
続いて今回はエネファームに代表されるハイブリット給湯器について解説したいと思います。
・日本のハイブリット給湯器の技術は世界でもトップクラスを誇っています。
ハイブリット給湯器の仕組みは、水素と酸素を分解したときの化学反応で電気とお湯を作り出すのが特徴です。
お湯を使用すると同時に電気を作り出す為、とても効率的ですよね!!
※詳しくはパナソニックのHPを参照ください。
https://panasonic.biz/appliance/FC/enefarm/index.html
ただ、その電気は売電に利用することが出来ない為、家庭内で利用することになります。
そこで畜電池と共に設置することをオススメします。
また、ハイブリット給湯器は使用開始より20年を経過すると燃料電池ユニットの運転が完全に停止する仕組みとなっています(一部のメーカーでは12年で停止するものもあります)、停止した後もガス給湯器として使用する事は可能ですが発電機能は使用できません。
メーカーによる10年間の無償点検や無償メンテナンスを受けることができますが、10年目以降、5年ごとの点検が有料になり一回の点検で約10万円ほどの費用が掛かる場合が有ります。
その為、10年を超えると買い替えを検討する人が多いようです。
ハイブリット給湯器は自宅で発電する為送電ロスを抑える事が出来、発電の際に廃熱として捨てられる熱エネルギーを有効かつよ出来る地産地消の給湯器となります。
エネルギー効率が上がる事で光熱費の削減と省エネが可能になります。最新の機種は災害時の停電や断水にも対応しているので防災対策にも有効です。
ハイブリット給湯器は高価なもので20年という寿命がありますが地球温暖化対策という視点で考えると、非常に優秀な給湯器と考えられます。
給湯器にはそれぞれ特徴がありますので、地球環境への影響、お住いの地域や、家族構成、生活リズム等々を考慮し、どの給湯器を採用するか検討してみてください。