いよいよ夏本番の時期となります。一年で一番長いお休みが取れる夏休みとなり、何かと家を留守にする時間が増える時期でもあります。
そこで心配なのは空き巣などの泥棒による犯罪だと思います。
今回は「泥棒から住まいを守る」知恵を学んで行きましょう。
泥棒はいったいどこからの侵入が多いと思いますか?
警視庁の統計によると
①窓
②ベランダ
③玄関
④勝手口
の順です。その中でも、施錠のされていない窓や玄関が相当の割合を占めているのです。
一番大事な事は、「鍵を確実に締める事」となります。
【窓】における防犯対策としてまず有効な事は《面格子の取付》です。どのような面格子でも時間をかければ壊されてしまいますが、泥棒は犯行を行うのに5分以上かかる物には手を出しにくいようです。また、格子がいたるところに付いている住まいは、防犯意識の高い住人が住んでいると考えられ、予防効果も期待できます。
ただ、お庭等に面する大きな掃き出し窓にはガラスとガラスの間に防犯フィルム(30ミル以上)を施した《防犯ガラス》をお勧めします。
《防犯ガラス》には、防犯ガラスである事を表すシールマーク(CP:防犯性の高い建物部品目録)が付きますので、更なる予防も期待できるのです。
デメリットとして、サッシ本体が多少重くなるので開け閉めが少し大変になる事です。
余談ですが、最近南側の日当たりのよい大きな窓の前にゴーヤなどの《グリーンカーテン》を施しているお宅を見かけます。緑の葉を通しての光と心地よい風はこの暑い夏に一時の清涼感を与えてくれますが、泥棒に対しては外部から絶好の目隠しとなり犯行の手助けとなってしまうことが有りますのでお気を付けください。
【玄関】においてまず有効なのは《ピッキング》に強いカギに交換しましょう。
そのカギは1カ所より2か所の方が犯行に時間がかかることからダブルキーの玄関ドアが有効となります。
更に《サムターン回し》への対策として脱着式のサムターンとするのも有効です。
一番のお勧めは、玄関ドア本体を最新のドアに交換する事です。最近は一日でドアの枠から扉までお洒落なドアに入れ替えられる商品が多数出ています。
多少お値段が高くなりますが、鍵穴の無い《電子錠》の物は更に高度な防犯対策となります。更に新しい玄関ドアの鎌錠は上下にそれぞれ引っ掛かりが有ったり(*1の写真)日々進化しているようです。
今回は、主要な【窓】と【玄関ドア】の話ですが、何か気になることがありましたら近くの専門家に相談し、すぐに対策を講じることをお勧めします。
とにかく大事な事は「確実な施錠」であることに間違えはなさそうです。